タイトルのフレーズはご存知の方も多いかと思います。
印象に残るフレーズですよね、「誰をバスに乗せるか」
ジム・コリンズ氏の著書「ビジョナリー・カンパニー 2 – 飛躍の法則」の第三章で語られている有名な言葉です。
私はこの章を呼んだ時に、単純に”上手いな”と思いました。企業という組織のあり方をバスに上手く例えていたからです。
バスと組織の関係
バス → 企業
運転手 → リーダー
乗客 → 従業員
目的地 → 目標や成果
バス → 企業
運転手 → リーダー
乗客 → 従業員
目的地 → 目標や成果
要するに、バスに乗せる人選びが最も重要で、誰がどの席に座り何処へ向かうかはその次だということです。
この本では、適切な人が集まればそれ以外の事柄は良い方向に進んで行くと述べられています。
確かに、例で紹介されていたSonyやHPも、事業内容は明確になってない段階で起業し、一流企業へと成長しています。
この本を読んでから、自分がチームを持ったとしたら誰を選ぶだろうと考える様になりました。
「あの二人は仲が悪いから」
「あの人は少し癖がありそう」
などと考えながら編成するのですが、実際ある程度自由に編成できる地位の人ってほんの一部ですよね。
課長クラスだと、課員は既に割り与えられており、自由にできるのはその中の席替えだけです。
「誰をバスに乗せるか」
私はとても好きな考え方なのですが、日本企業がこの考えを取り入れるにはもう少し時間がかかりそうです。現場を直接見ている人が実行しないとあまり効果がないですよね。
ちなみに私は、自分より若手が一人、後は一回り上の方を集めた乗組員を編成しました。
同世代ばかりが集まると、ライバル意識が強くなり過ぎ、モチベーションが高い人と低い人に分かれてくるのではないかと考えたためです。
皆さんはどのようなチームで働きたいでしょうか。
一度考えてみるのも楽しいですよ。