先日、随分と懐かしい映画をまとめてみました。金融系映画の名作「ウォール街」と「ウォール・ストリート」。
ウォール街(1987年公開)
ウォール街は1987年に公開されたマイケル・ダグラス主演の金融映画です。ご存知の方も多いでしょう。
世界の金融の中心である「ウォール街」を舞台にして、億万長者のゴードン・ゲッコーと商社マンのバド・フォックスが一攫千金を狙うというこの映画。
バドは貧しい証券マンとして描かれていますが、それでも家賃は年間1万5千ドル。1987年当時の物価で考えれば東京よりも随分高いです。
私は1985年生まれなので、この当時の仕事風景を見れるのはそれだけで新鮮でした(ウォール街には行ったことはありませんが。。)
私より若い世代の人の中にも「ネットが発達する前の株式取引ってどんな感じだろう」と思っている人は多いのではないでしょうか。まさかあんな機能的な仕組みがあるとは。。
株をやっている20代は観たほうがいいです、絶対。
DOS上に銘柄と数字がシンプルに並ぶ取引システムは、むしろ今よりも美しいくらいです。
30年前と聞くと
「めちゃくちゃ古いじゃん」
と思いがちですが、この映画に出てくる電子機器やオフィス街は世界最先端。
携帯電話や2インチテレビなども出てきます。
株式取引に少しでも興味があれば、どの世代でも絶対に楽しめるでしょう。
ウォール・ストリート(2010年公開)
ウォール・ストリートは、それから約20年後の物語。ウォール街で色々あって8年の刑を受けたゴードン・ゲッコーは、服役後8年で世の中に舞い戻ります。
この時代はまさにリーマンショックのど真ん中。世界中が不景気でどんよりとしていた時期です。映画の雰囲気も全体的に暗い気がしました。
私は当時学生でした。すでに社会人だった方などは、この映画を観て当時の雰囲気を思い出せるかもしれないと思えるほど、リアルな感じがします。
今回の相棒となるのは、これまた若き商社マンのジェイク。実は彼、ゲッコーの娘ウィニーの恋人でもあります。
親子の関係は、映画の冒頭で明らかになります。ジェイクを起こしに寝室へ向かったウィニーが、テレビ番組に出演しているゲッコーを見るなり、リモコンをテレビに投げつけるのです。
庶民としては、壊れたリモコンが気になるところですが、それすら気にならないほどの嫌悪感なのでしょう。
映画自体は、前作ウォール街に比べると若干シリアスな要素が多いと感じました。序盤でルウ(ジェイクの恩師)が自殺してしまいます。
1987年と2010年の世界観がそのまま反映されている形になっている気がしました。
2作続けて観ることで、天才投資家ゲッコーの半生をより深く楽しめる作品になっていると思います。
投資ってなんだろうと思っている人や、汚いものだと思っている人にも是非観ていただきたいですね。
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