プライベートではもっぱらコーヒーと料理漬けの日々ですが、会社では昨年から少しだけWEB関連の仕事を担当しているmongomeです。
WEB関連といっても、マーケティング担当のような格好のいい(?)仕事ではなく、自社ホームページの一部をメンテナンスする裏方です。そうはいっても、業務に必要な知識なので、昨年末から少しずつですがSEOの勉強を始めました。
このブログでも、ブログのタイトルを変えても反映されずにあせった経験があったので、Google検索のSEOは勉強しなければと思っていました。
そんな中、最近SEOのコンサルティングの方が開いたセミナーに参加してきました。今回は、そこで感じた「SEOの基本」と、ブログを書く時に役に立ちそうなことをまとめようと思います。
目次
SEOを学んでどうだった?
SEOを学ぶ前より、楽しんでブログを書けてます。というかGoogle検索って頭良いなと素直に思いました。
具体的なSEO施策はインターネットで調べられる内容が多かったですが(titleタグやdescriptionの設定など)、SEOに対する考え方は勉強になりました。
ここからは、私が学んだ「初心者でも分かるSEOの基本」をご紹介します。
SEOとは
皆さんご存知の検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のことです。Google検索やYahoo検索といった検索エンジン上で、より露出されるように施策することを指します。
この施策をすることで、検索エンジンからの流入が期待できるのです。
検索エンジンのビジネスモデル
GoogleやYahooが検索エンジンを提供する目的は収益のためです。そりゃ、ボランティアではないですよね。では彼らの収益源は何かというと、それは広告収入。
より多くの広告を検索エンジンに掲載することで、たくさんの企業から広告収入を得られるのです。
では、企業が広告を掲載したいと思う様にするにはGoogleにとってどうなることがハッピーでしょうか。
それはより多くのユーザに検索エンジンを使ってもらうことです。
多くのユーザが検索エンジンを利用すれば、それだけ広告を目にする機会が増え、結果企業が広告を掲載した時の効果が大きくなるわけです。
感想:考えてみれば当たり前のことですが、今までは考えたこともありませんでした。Google検索が施策している方法を参考にすれば、Googleからも好かれるかも。
検索エンジンの凄いところ
ではどうやってユーザに検索エンジンを使ってもらうか?
ユーザの検索に対してより早く、正確に答えを提供すればいいんです。
最近のGoogle検索の質の向上には目を見張るものがあります。
何となくキーワードの一部を検索したり、ローマ字で検索したり、一文字違いで検索しても、大抵は求める答えが表示されます。
アンサーボックス
単語などを検索すると、一覧画面に答えが表示されませんか?これもグーグルの施策の一つなのです。
他にも、グーグルが提供するアプリにより、アンサーボックスが表示される項目がいくつかあります。気になる方は、検索してみてくださいね。
[知ってて便利なアンサーボックス一覧] 1+1=沖縄の天気
東京から渋谷
読売ジャイアンツ
安倍晋三の妻
マクドナルド カロリー
曖昧検索
キーワードを検索するとき、曖昧な情報を入力したことはありますか?ピンと来ない方はこちらを検索してみてください。
「妖怪」「スター」
全く違う情報がいくつか表示されたはずです。人間の思考に則した、面白い機能です。
検索エンジンの処理プロセス
検索エンジンを最適化するために、グーグルは以下の4つのプロセスを使っていると言われています。
- クローリング
- インデックス
- クエリプロセシング
- スコアリング
クローリング
グーグルロボットと呼ばれるクローラーが、常にウェブページの情報を収集しています。
つまり、クローラーが訪れてくれないと、いくらサイトを作ってもグーグル検索で引っかからないことになります。
インデックス
クローラーが情報を収集すると、その情報はグーグルのデータベースに格納されます。ここでようやく検索した時に表示される準備が整います。
クエリプロセシング
上で記載した曖昧検索のことです。
これは、ユーザが求めている情報がキーワードだけでは判断できなかったため、可能性のある結果を複数個表示させる機能です。
ユーザがリアルタイムの情報を欲している可能性を見越し、最近の関連ニュースも表示されます。
感想:ほんと、高級ホテルのコンシェルジュ並の気配りです。
スコアリング
サイトのページの評価を決める処理です。現在はスコアの公表はされておりませんが、評価プロセス自体は残っています。
サイトを評価する項目は200項以上と言われており、その結果がSEOの評価を大きく左右します。
感想:クローリングとインデックスという言葉は知っていましたが、他の2つは初耳でした。この根源はユーザ視点に立つことだと感じました。
SEOを高める4つのステップ
- キーワードを決める
- コンテンツの内容を決める
- サイト内の設計を最適化する
- 被リンクを集め評価を上げる
どれもサイトを作る上で基本的なものばかりです。
キーワードを決める
キーワードを決めるとき、一番大切なのは「どんな検索キーワードを入力したユーザに読んでもらいたいか」です。しかし、それ以外にも考えなければならない点がいくつかあります。
- ユーザはどんなキーワードを検索するのか
- ユーザが検索した意図(目的)は何か
- 選んだキーワードはどのくらい検索されているか
- 選んだキーワードには競合はどのくらいいるか
これら4つを総合して、キーワードを選択する必要があります。
3ワードで流入してくるユーザは全体の60%
例えばキーワードを「SEO」に決めても、開設直後のサイトであればまず検索エンジン経由の流入は期待できません。例えばグーグルで検索した場合、SEOでヒットする項目は約300万件です。
その300万件を「SEO 対策」に絞り込むと10万件、さらに「SEO 対策 基本」に絞ると3万5千件まで件数が減ります。初めの1000分の一まで絞り込めました。
このように、より検索順位が上位になる可能性のあるキーワードを選ぶ必要があります。
感想:3ワードでの検索が意外と多いことに驚きました。1ワードだと決め打ちで訪れる方が多いですが、3ワードであれば裾野は広い。そこからの流入を狙ってキーワードを選定することが重要なようです。
コンテンツの内容を決める
コンテンツの内容を決める際にも、3つのポイントがあります。
- キーワードと関連性のある内容か
- ユーザが求める情報が掲載されているか
- 他のサイトとの差別化はできているか
感想:書くということは”自分の伝えたいことを書く”ものではなく”ユーザが求めることを書く”ことなんだなと改めて感じました。頭では分かっていても、ユーザ視点を忘れている時が多いかもしれません。
サイト内の設計を最適化する
サイトの内部構造が検索エンジンから見て分かりやすい構造にすると、サイトの評価が上がります。
- ページは分かりやすい階層構造
- 短いページは”noindex”設定
- 目立たせたいページは”nofollow”設定
- 画像やリンクのALT文は人が読める内容に
感想:それぞれ詳細は省きますが、”nofollow”は使ってなかったので試してみたいです。”nofollow”を付けないと、リンク先にページの評価が移ってしまうんですね。
被リンクを集め評価を上げる
被リンクは、他のサイトにリンクを貼ってもらうことです。被リンクが多いページは、それだけ参照価値のあるページだと見なされるため、検索エンジンからの評価が上がります。
余談ですがグーグル検索で「出口」と検索すると、Yahoo Japanがトップに表示されます。
これは、18才以上のサイトによくある入口or出口のリンク先として、Yahoo Japanが使われることが多いからなのだそうです。
感想:こんな所にも被リンク効果が表れているんですね。面白いです。
まとめ
セミナー全体を通して検索エンジンが何を求めているのかを理解すること、ユーザにとって有益な情報やサイトが何なのかを考えることが重要なんだと感じました。
つまり、小手先のテクニックを駆使するのではなく、当たり前のことを当たり前にやる。
人気のあるサイトはやっぱり面白いですからね。私が感じたことが皆さんのブログ運営の参考になると嬉しいです。
ではでは〜
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