こんにちは、コーヒーマイスターのmongomeです。
先日、夏休みを取って新潟に遊びに行ってきました。新潟は大学,大学院時代の6年を過ごした街で、訪れるのは3年ぶりです。
今回ご紹介するナッツ山浦珈琲店は、私がコーヒー好きになるきっかけとなったお店で、かれこれ10年以上ここの豆を購入しています。
新潟は自然がいっぱい
こちらの写真は、新潟市に向かう途中で立ち寄ったサービスエリアから見た風景。
新潟県は土地面積の63%が森林で覆われており、今でも中心街から一歩抜け出すと自然豊かな地域が沢山あります。毎日都内でビルに囲まれていると、たまに触れる自然のありがたみを一層感じます。
それにしても、車を持っているとフラッと遠出ができていいですよね。車買おうかな(今回は友人の車に相乗りしました)。
こちらは新潟市の中心地にある万代橋から撮った風景。
日本海に面している新潟市は、関東に比べると曇りの日が多いんです。この日も晴天ではありませんでしたが、それがむしろ懐かしかったです。
新潟市万代橋側にあるナッツ山浦珈琲店
さっそく目的の山浦珈琲店へ。
このお店は新潟市内に4店舗展開しており、今回訪れた店は本店です。
私が昔通っていたのは「山浦珈琲店 炭火焙煎こうば」という自家焙煎をしている店舗だったので、本店へ行くのは初めてでした。中心街の大通りから一歩路地に入ったところに、山浦珈琲店 本店はあります。
さっそく店内へ。
この日の気温は11時の時点で35°。汗を拭きながら店内に入ると、アンティーク調の珈琲カップが並ぶカウンターが目に入ります。
そこでは、50歳を超えた辺りのマスターが一人、カップを磨いていました(でも、この方は本店のマスターではありませんでした)。
店内は涼しく、小さい音量で流れているクラシック音楽が暑さで疲れていた身体をリラックスさせてくれます。
カウンターに座ると、そこには気になるメニューが。
モカでも飲もうかなと思って入店したのですが、山浦珈琲歴10年。ここは挑戦せずにはいられません。すぐに、店のマスターに「目隠しテスト」を申し込みます。もちろん、自信満々という雰囲気を出しながら。
目隠しテスト注文すると、マスターはさっそくフレンチプレスを取り出しました。
「フレンチプレス!?」
メニューを見直すと”フレンチプレス、コーヒーメーカーで提供します”との注意書きが。
味比べの場合、ハンドドリップより均一な味が出せるフレンチプレスやコーヒーメーカーの方がフェアなのだそうです。
普段ハンドドリップしか飲まない私は、この時点で少し自信を無くします。
注文から10分後。フレンチプレスに入ったコーヒーの登場です。
香りからは、モカやマンデリンのような強烈な個性は感じられません。この時点でガテマラ、コロンビア、ブラジルの3つに絞りました。
冷めてしまわないうちに、まずは一口。
第一印象は、ハンドドリップで淹れたコーヒーよりも濃厚。それもそのはず、このフレンチプレスはペーパーを使っていないため、コーヒー豆の油も抽出されます。
良い水は油を溶かす力がありますが、流石にフィルターを通ってない油を全て分解することはできませんね。
肝心のコーヒーの産地は、
「分からない」
あれ、そんなはずはない。と内心動揺しながらも、何口か飲んで、コロンビアは外しました。
コロンビアの豆は、たとえフレンチプレスでももう少しスッキリしているはずです。その後も悩みながら、用意されていたメモに豆の名前をかき込みます。
(マスター)「どの豆だと思いましたか?」
(わたし)「ガテマラ!」
(マスター)「本当にそれで良いですか?」
私が「はい」と言うと、クイズミリオネアばりに答えをもったいぶるマスター。そしてついに答えが。
(マスター)「残念、今回はブラジルでした」
(わたし)「ああー、そっちかぁ」
とうなだれる私。ちなみにメニューにもありますが、失敗しても代金は500円。成功すると30円引きの470円。この金額なら、失敗しても十分楽しめます。
それにしても悔しい。10年間この店の豆を飲んできたので結構へこみました。
(マスター)「飲み慣れないフレンチプレスですからね。仕方ありませんよ。」
優しく慰めてくれるマスター。その優しさが逆に心に刺さるんですよ。
勝負に破れた私は、落ち着くためにレアチーズケーキを注文。
酸味が強いトロトロのチーズケーキは、濃いめのコーヒーと良く合いました。
今回はチャレンジ失敗でしたが、次は必ずリベンジしたいと思います。
普段飲んでいるコーヒーでも、豆の産地を予想しながら飲むといつもとひと味違う楽しさを味わえます。
この飲み方、結構おすすめです。
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