[画像出典:www.hannariya.jp/]
お番菜といえば京都の総菜のことですが、私のオフィスのある日本橋でも本格的なお番菜をいただけます。場所は日本橋三越から徒歩一分。人気の天婦羅屋『金子半之助』の目と鼻の先にそのお店があります。
「京の馳走 はんなりや」
昔からテレビや雑誌で取り上げられている有名店です。夜のコースは6,300~10,500円と少々値が張りますが、ランチタイムは1,080円~とリーズナブルな価格帯です。プラス一品を頼むと結構豪勢なランチになってしまいますけどね。
もう数年日本橋で働いているのですが、この「はんなりや」を訪問したのは今回が初めてです。
はんなりやでだし巻きランチ
1Fは入口のみで、中に入るとすぐに階段があります。2Fには4~5名程が座れるカウンターと、テーブル席が3つ程。奥にある掘りごたつ式の和室には、7~8名が座れる大きな机があります。
いつもなら1Fの入口付近まで人が並んでいて、渋々諦めるんですが、今日はたまたま並ばずに入ることができました。我々の他に10名程先客がいましたが、なんと全員が女性でした。やはりヘルシーな店は女性に人気なんですね。
昼のはんなりやのメインディッシュは何と言ってもだし巻き卵。来店するほとんどの人が、昼のセット(1,080円)を注文します。私も例に習い、同セットを注文しました。
こちらが昼のセットの献立です。
ごはん
だし巻き
お番菜三種(日替わり)
漬物
赤出汁
この日のお番菜は、筑前煮、白菜とえのきのお浸し、もう一つは味付けにお酢を使った野菜の和え物でした。特に筑前煮は、味付けが絶妙でした。
メインのだし巻きたまご
出汁をたっぷり含んでいるのは見た目通り、味付けは濃くはありませんが、出汁の風味がしっかりします。それに意外に大きいので、男性でも十分に満足できる分量だと思いました。
米が美味しい
どんなにメインディッシュが美味しくても、ご飯が美味しくないと魅力半減ですよね。そもそも本当に味に拘っている店であれば、必ず米にも拘りがあるはずです。
ここはんなりやのご飯は、一粒一粒米が立っていて、色は透き通るような白。臭みも全くなく、米本来の甘みを感じられます。ランチタイムに「米が美味しい」と感じられるのは幸せですね。
だし巻き玉子が目立っている昼のランチですが、お番菜一つ一つやご飯だけをとっても、十分満足できるものでした。だし巻きのボリュームが結構あるので、男性でもお腹一杯になるでしょう。
お番菜の由来
今回はんなりやを訪問し、そもそもお番菜って何?京都の総菜のこと?などといくつか気になった事があったので調べてみました。
お番菜とは京都の方言で日常のおかずという意味。
そもそもは、お番菜の”番”という字に「常用の、日常の」という意味があるみたいですね。番茶などと同じく、一年中食べられる家庭のおかずということなんでしょう。
営業時間:11:30〜14:00, 17:30〜22:30
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13000324/
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