突然ですが皆さんは「酵素」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
通販番組、ダイエット、健康食品、生野菜。。。生というフレーズが出てきた方は酵素のことをある程度ご存知な方ですね。
私も去年までは酵素と聞いても「何それ美味しいの?」程度でしたが、最近テレビや雑誌で騒がれているのをきっかけに少しずつ酵素が何なのかを理解してきました。
ストレス社会の中で生きてかなければならない社会人にとって、酵素はとても大切な要素です。
酵素とはタンパク質の一種
酵素(こうそ) (enzyme) とは、生体で起こる化学反応に対して触媒として機能する分子である。酵素によって触媒される反応を“酵素的”反応という。
もう少し分かりやすく言うと、酵素はビタミンやその他栄養素を体内に吸収する際の手助けとなってくれるタンパク質の一種です。
家を建てる時に使う資材がビタミンなどの栄養素だとすると、酵素は設計士や大工の役割を果たします。
いくら良い食材や栄養を摂取しても、肝心の酵素が無ければ家は建ちません。それだけ酵素は人の体を構成するための重要な要素なんですね。
体内での生成
酵素は体内で生成することができますが、1日に生成できる量が予め決まっています。
そのため、不足分の酵素は食事で補う必要があります。
最近の研究で人が老いる原因が酵素の不足であることが分かってきており、長寿の秘訣として酵素が注目されているのです。
日本人は元々、漬物や味噌汁など、酵素を多く摂取する食生活を送っていました。しかし、食の欧米化により、酵素を摂取する機会が減ってきているようです。最近日本で酵素が注目されているのも、食生活の変化が影響しているのでしょうね。
酵素の摂取方法
酵素は熱に弱く、48度で2時間、50度では2分で死活してしまいます。そのため、摂取するためには生の食材を摂取する必要があります。
また、酵素は食材の中に含まれているので、大根おろしなどのすり下ろした食べ物から多く摂取することができます。
ジューサーで野菜やフルーツをスムージーにする時はちょっと待ってください。
ジューサーは食材を刃で切り刻むため、局所的に熱を発生し、酵素を壊してしまいます。スムージーを飲む場合は、スロージューサーなどを使って、熱の発生を防ぎましょう。
酵素を多く含む食材
酵素は生野菜やフルーツ、発酵食品に多く含まれています。特に多く含まれているのはレタス、ニンジン、セロリ、キャベツ、トマト、きゅうり、大根、キウイ、アボカド、バナナ、リンゴなどがあります。
生野菜
先に挙げた食材であれば、自炊をしている方なら日常的に摂取しているのではないでしょうか?
もし余り食べていないのなら、キャベツの千切りやトマトを食卓に加えると、手軽に酵素を摂取できるでしょう。
バナナ
特におすすめなのは熟して黒くなりかけているバナナです。熟したバナナには、ビタミンB群とC群が大量に含まれています。熟したバナナは敬遠されがちですが、実は栄養素は一番多く含まれているんですね。
また、
バナナには精神安定を促進させ、うつ病予防にも効果のあるセロトニンを生成する要素が揃っています。
セロトニンの原料は必須アミノ酸の一つであるトリプトファンです。
バナナにはトリプトファンが豊富なだけではなく、その合成を促進させるビタミンB6と炭水化物も多く含まれており、幸せホルモンを作る食材と言われている程です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?酵素への興味が少しでも深まったとすれば嬉しいです。明日からと言わず本日から、熟したバナナと生野菜を食べて、酵素がいっぱいの健康的な身体を作りましょう。
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