ゴールデンとは「黄金の」「繁栄している」といった意味を持つ形容詞である。ゴールデンウィーク、ゴールデンレトリバー、ゴールデンボンバー、テレビのゴールデン枠など。
どれもこれも誰もが知っている言葉です。
何故だかキウイはゴールデンキウイではなくゴールドキウイと呼ばれていますけれども、これはゼスプリ社が品種改良により日本人向けに作り上げたサンゴールド種があまりにもメジャーになっているかららしいです。
本題はここから。
これだけ知名度のあるゴールデンを冠した言葉の1つに、ゴールデンマンデリンというコーヒーの品種があります。
「え? 聞いたことないってそんな豆?」
そんな方は、この記事を読んでゴールデンマンデリンのことを勉強しましょう。
マンデリンはインドネシアのスマトラ島の北部を中心に栽培されている品種として有名ですよね。
ゴールデンマンデリンはその中でも大粒で赤く熟した果実のみから採取した豆を使っています。つまり、最高級のマンデリンなのです。
だからゴールデン。
スマトラ式の特殊乾燥方式
生産方式にも特徴があります。一般的なコーヒー豆の採取方法としては、ナチュラル式かウォッシュド式が主流です。名前の通り、生豆を洗うかどうかの違いですね。
それに対してゴールデンマンデリンはセミウォッシュド式という方法が用いられています。別名はスマトラ式。
パーチメント(コーヒーの殻)がついた状態で半乾燥させ、一度殻を脱穀します。
そのあともう一度乾燥させるのがスマトラ式。
裸のまま天日干しにするため、カビや害虫などの影響を受けやすい反面、乾燥させる時間を短縮させるメリットもあります。
雨季の長い東南アジアならではの方式といっていいでしょう。
パーチメントがない裸の状態で乾燥させるため、生豆の色は独特の青緑色になります。ですので、生豆を並べている専門店に行くと、マンデリン系は一目でわかったりもします。
コーヒーは産地によって色や大きさが全く違う
珈琲豆専門店に行くと、生豆の色を見て産地を当てるのも結構楽しい。種類が豊富な店であれば、乾いた砂漠のように黄色から透きとおったアメジストのような深緑色まで、色とりどりの生豆を眺めることができます。
記事タイトルとはかなりかけ離れた内容になってはしまいましたけれども、ゴールデンマンデリンはコーヒー好きの方にはおすすめな品種ですよ。
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