こんにちは、mongomeです。
デール・カーネギー氏は20世紀における偉大な作家の一人であり、対人スキルのトレーニングコースを開発した第一人者として有名な方です。
私は仕事で受けたビジネスセミナーをきっかけに、同氏の著書を読むようになりました。
たんなる自己啓発本ではない
社会人の方の中には、ビジネス本や自己啓発本を毛嫌いしている人もいると思います。
私も、本書「人を動かす」を読むまではデール・カーネギー氏の本も世間に無数にあるビジネス本・自己啓発本の一つだと思っていました。
それが、読んでみるとビックリ。
小手先のノウハウやテクニカルな話は一切なく、一冊を通してほぼ全てが人間関係を構築するための考え方について書かれていたからです。
本書の内容は、簡単にいうと物語形式になっています。
登場人物は、商品を売りたい営業マン、転職活動中の銀行員、子供をしつける父親など、自分と重ね合わせられるような人物が多いです。
印象に残ったストーリーの要約
ここからは、ネタバレにならない程度に私が気に入っているキーワードを少しだけご紹介します。
「相手の気持ちを尊重し、誠意を持って接すれば上手くいく」
「あなたが必要だと本気で訴えれば、気持ちはきっと伝わる」
「相手を非難しないように。皆悪気があってそうしているわけではない」
このメッセージだけでは刺さらないかもしれません。しかし、本書には具体的な話(ほぼ実話)が書かれているため、実際に相手の態度がどのように変わっていくかをみることができます。
議論をさける…議論に勝つ最善の方法は議論をさけること。「議論に負けても、その人の意見は変わらない」
一見、議論を避けることは逃げのようにもみえますが、議論に勝ったとしても状況が改善するわけではありません。
言われてみれば当たり前のことでも、気づかないうちに悪い例を実践していることが分かりました。
登場人物にはビジネスマンが多いですが、中身は純粋な対人関係の本です。どんな方にでも是非読んでもらいたい1冊です。
一つ一つの話は5~10分程で読めるのもいい点ですよね。
通勤通学中に毎日1話ずつ読むだけでも意識が変わってくると思います。
こんな人におすすめ
特に次のような人間関係で悩んでいる方にはぴったりです。
- 部下が思うように仕事をしてくれなくて悩んでいる方
- 会議でいつも同僚と言い合いになってしまう方
- 飛び込み営業で門前払いを受けているセールスマン
- 子供が言うことを聞かなくて困っている母親
- 夫婦喧嘩が絶えない夫婦
タイトルは「人を動かす」というとても大それたものですが、内容は日々の人間関係のこと。
少しでも当てはまった方は、まずは手に取ってみることをおすすめします。
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相手を非難するとお互いがぎくしゃくするよね
私はあまり好き嫌いなくて誰とも対等に接しているつもりですが
でもたまに難しいときがありますね。
対人関係でのトラブルは避けたいものです。
若者が何を思っているのか良い勉強になります。
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おきさちさんコメントありがとうございます。
自分ではきちんと接しているつもりでも、つい感情が先に出てきて、意見を伝える前に相手の心にシャッターが降りることってありますよね。
珈琲中心のブログですが、たまに自分の考えなども書いていますので、読んでいただけると嬉しいです。