テイクアウト、そんな時代もあったよね

2021年。年が明けた途端、無性にブログを書きたくなった。

まだ三が日も明けない年始も早々、近所の喫茶店に立ち寄った。ガラガラとはいかないまでも多少空いているだろうという淡い期待は、店から20mほど先から見た行列により見事に砕かれた。

それでも、2、3割の空席はある。店頭に並んでいるお客の多くはテイクアウトで訪れたカップルか家族連れで、店内にいるのはPCのキーボードを叩くことに夢中になっている若者や、私のように家での読書に飽きて気分転換に立ち寄った自由人くらいだった。

テイクアウトでコーヒーを注文している人を見かけると、いつも「せっかく喫茶店に来たんだから店内で飲めばいいし、家なら自分で淹れた方が美味しいのに」などと考えてしまう。もちろん今のご時世ならソーシャルディスタンスのことを考えて極力外食はしないという気持ちは十分にわかる。それでも、このような人達はコロナ禍以前にもたくさんいたように思う。

自宅でフラペチーノやラテなんて作れない人が大多数なので当たり前ではあるんだけれども。喫茶店の雰囲気自体が好きな私としては、「せっかく喫茶店に来たんだから、5分だけでも座っていけばいいのに」と思ってしまう。

自分勝手な考えであることは重々承知しているので、ふだん知人にこんな話はできない。これもブログのいいところだろう。

 

ソーシャルディスタンス

先週駅前を歩いていると、前方のエレベータから家族連れが出てくるのを見かけた。幼稚園の年長くらいの女の子と、その子よりも1,2歳年下の男の子が勢いよく出てきた。その時に女の子が「ソーシャルディスタンス」というフレーズをまるで誰もが知っているクリスマスソングのように何度も楽しそうに口ずさんでいた。

私たち大人が新しい時代に戸惑っている一方で、若者や小さな子供はそれが当たり前の世界として受け入れ始めているのかもしれない。そんなことを思うと、とても寂しい気持ちになった。

今の若者や子供達が大人になることには、去年や今年の出来事をビートたけしの名曲、浅草キッドの歌詞にある「そんな時代もあったよね」と言っていることを願いたい。

ブログに思うこと

2020年の後半は、ほとんどブログを書くことができなかった。思えば2015年から書き始めたブログももう5年。当初書きたくて書きたくて仕方がなかったコーヒーの話や料理の話は、だいたい初めの3年で書き尽くした気がする。

そこからは、徐々にブログに書くための材料を探すことが先決になってしまった。ちょうど副業が流行り始め、ブロガーという言葉が一般的にも馴染んできたあたりだ。そうなると、文章を書くのが楽しくて始めたブログが、半ば仕事のような位置付けになってしまった。

同じ時期にブログを始めたスーパーな人達が徐々に会社員をやめ、フリーランスとして成功している記事もよく目にしていたという理由もある。もちろん、私の広告収入で独立などしていたら、今頃は風前のともし火となって、就職先を探していたに違いない。

そんなわけでブログを書くことに純粋なトキメキを感じられなくなってしまった結果、半年間も放置するに至った。

今年は去年よりはブログを更新するかと思うが、「何か読む人に有益な情報を提供しなければ」という使命感はブロガーとして一財産を築くぞというモチベーションの溢れる若者達に譲り、私は自分が書きたい事をただ書いていこうと思う。

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。